愛媛県

2022/09/06 09:00

トライアングルエヒメ広報事務局

愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト事業者紹介「株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク」

みなさんこんにちは。トライアングルエヒメ広報事務局です。 県内を実装フィールドとして地域課題を解決する、愛媛県デジタル実装加速化プロジェクトが遂に動き出しました。まずは採択事業者の事業内容について、ご紹介します。

株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク

ドローンをフル活用した先に実現する、防災・減災の未来

最新のドローン技術で防災・減災を目指す!世界初の技術を搭載した「空中ドローン」「水面ドローン」「遠隔ドローンポート」を使った社会実装・技術実装が愛媛県内各所でスタートする。

支える人を、支えたい(チャレンジャー:株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク)

今回の実装実験のチャレンジャーは、株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク(以下:JIW)。同社は、少子高齢化による人手不足と老朽化するインフラの維持管理といった社会課題を解決するため、最新のICT・AI技術、ドローン技術などを用いたインフラ点検手法を創造し、提案している。

世界初の技術を搭載!ぶつからずに飛べる「空中ドローン」で、作業時間が従来の1/2に!(実装フィールド:宇和島市、今治市)

対象物にぶつからずに飛行できる、世界初の技術を持ったこのドローンは、大型橋梁や高架橋、大型クレーンの点検において活躍すると期待されており、コスト面では従来の約40%減、作業時間においては約50%も短縮できるという。

ゆえに、橋梁点検の場合、通行止め等にかかる社会的負担の減少にも大きく貢献できる。
さらに、この空中ドローンは、AIドローンという別名の通り、対象物を避ける制御はすべてコンピューターが行っているため、専門的な訓練なくして操縦可能なのだ。

空中ドローンの普及を目指し、宇和島市の「新橋」と今治市の「富田新港」「鳥生岸壁」にて社会実装の実施が予定されている。

GPSが届きにくい橋梁の下を飛行する空中ドローン

なぜ対象物にぶつからずに飛行できるのか

空中ドローンは、機体の上下に3つずつ、計6個の魚眼カメラが搭載されており、周りの景色を360度撮影することで、対象物との距離を測りながらの飛行が可能。

さらに、このシステムによって位置を測るためのGPSや高さを把握するためのピアセンサー、さらには東西南北を把握するための方位磁石が必要なく、桁橋の中に入って点検を行うこともできるのだ。
まさに鉄の塊である橋梁の点検にはもってこいのドローンといえる。

特許申請中!世界初の「水面ドローン」とは?!(実装フィールド:宇和島市、今治市)

農林水産省「令和2・3年度官民連携新技術研究開発事業」にて、JIWが開発を実施し、A評価を獲得した水面ドローンの技術実証も行われる。
現在、この水面ドローンは、同社にて特許を取得済みだ。

洗掘相当の隙間部のイメージ画像

ボードにプロペラをつけた機体は、未測域がほとんどなく水面を自在に動くことができる。
さらに搭載しているドローン・ソナーマッピングによって、水中の状況を3次元的に把握することが可能なのだ。

そのため、川の流れや波の影響で橋脚の土台が削られてしまう河川橋脚洗掘の判別ができる。
さらに、従来の河川橋脚洗掘の点検作業時間を3割削減できるとも予想されている。
水面ドローンは、農林水産省での実験が終了したばかりで、リアルな現場での実装は愛媛県が初の試みとなる。

水面ドローンを語るのに大事な2つの観点

世界初の水面ドローンの特許について言及するには、2つの観点が大事になる。

まず1つ目は、ドローンに取り付けたプロペラ。この取り付け方を工夫することによって、360度、機敏に動くことが可能に。
一般的なボートは下側にプロペラがあるために、水中に植物が繁茂しているような場所では運転ができない。
しかし、この水面ドローンは、水面部分を平らにすることで、植物が繁茂しているような場所はもちろん、水際でも自在に動くことができる。

2つ目の観点は、同社が水面ドローンのために開発した、フライトコントローラー。
これにより、風の影響を受けず水面で安定して駆動することが可能となったのだ。

全天候OK!遠隔地で発生した災害には「ドローンポート」(実装フィールド:今治市)

さらに、こちらも世界初の技術。全天候で活動できる自動離発着、自動充電機能を備えた「ドローンポート」。
雨や雪といった天候の時でも稼働できる。
2022年6月の航空法改正後、世界初の目視外飛行が愛媛県で実現するのだ。

実装フィールドは、今治市「富田新港」。
災害時の初動措置の迅速化を目指し、平時活用も可能なユースケースとして、防舷材の破損状況を定期的に確認する港湾パトロールの実証実験を実施予定。
第三者立ち入り制限区域を設定し目視外飛行を実現する。

愛媛県内で繰り広げられる、近未来のインフラ点検

ドローンの最新技術を駆使すれば、インフラの安全な維持管理が可能で、防災・減災を目指すことができる。
半歩先ゆく「空中ドローン」は、まずは県内での普及を目指す。
さらに、一歩先ゆく「水面ドローン」と「ドローンポート」は、今回の実装実験後、機体改良され、2024年以降の普及を目標としている。愛媛モデルとして愛媛から全国に、そして世界に広がっていく。

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トライアングルエヒメ広報事務局

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