愛媛県

2022/09/09 08:30

トライアングルエヒメ広報事務局

愛媛県デジタル実装加速化プロジェクト事業者紹介「ウミトロン株式会社」

みなさんこんにちは。トライアングルエヒメ広報事務局です。 県内を実装フィールドとして地域課題を解決する、愛媛県デジタル実装加速化プロジェクトが遂に動き出しました。まずは採択事業者の事業内容について、ご紹介します。

ウミトロン株式会社

水産王国えひめ、さらなる発展のために!養殖産業のDX化に密着

海面養殖全国1位を誇る水産王国えひめ。だが、地方の人口減少、高齢化などの影響を受け養殖産業は今、多くの課題に直面している。
そんな現状に立ち上がったのが、テクノロジーを活用することで持続可能な水産養殖の実現に取り組むウミトロン株式会社。
今回、養殖業の盛んな宇和島市で新たな取組が始まった。

労働力の減少に高まるスマート養殖の必要性(実装フィールド:宇和島市)

瀬戸内海、宇和海という2つの海に面する愛媛は、全国でも有数の漁業県。
特に魚類養殖生産量では42年連続1位(※参考資料 「令和3年えひめの水産統計」(令和元年確定値))を獲得しており、一次産業において養殖業は基幹産業の一つといえるが、近年は人口減少、高齢化、労働力不足、新規就労者不足など多くの課題を抱えている。
そんな養殖産業の課題を解決するため、「ウミトロン株式会社」は養殖現場のDX化に着目した。

実装を行う宇和島の養殖業者(広沢水産)。マダイ生簀での作業風景

スマート養殖のユースケースを構築(チャレンジャー:ウミトロン株式会社)

同社は「持続可能な水産養殖を地球に実装する」ことをミッションに掲げるスタートアップ企業。
成長を続ける水産養殖にテクノロジーを活用することで海の持続可能な開発と魚の安全・安定供給の実現に向けた取り組みを展開しており、これまで多数の自治体や企業と連携し、地域のDX化に貢献してきた実績を持つ。

本プロジェクトでは、ウミトロンの技術を駆使したスマート養殖の実装により、人が介入する部分をより少なくし、取得したデータを活用することで、養殖事業の業務効率化、生産性の向上やコスト削減を図ることを狙いとしている。

ウミトロンの取組の対象となるのは愛媛県内の水産養殖事業者全体だが、本プロジェクトでは、自社の課題解決をスマート養殖で解決することに関心はあるものの、これまできっかけがなくDX化に取り組むことができなかった、宇和島市吉田湾で養殖を実施している広沢水産の養殖生簀でスマート養殖の実証を行い、実装ユースケースを構築。

スマート養殖の効果検証すると共に、海洋環境や生育環境のデータを活用することの意義について生産者と共に検討する。

独自開発したスマート養殖ツールを活用

スマート給餌機「UMITRON CELL」

今回のスマート養殖のために実装する主なツールは、ウミトロンが独自開発したスマート給餌機「UMITRON CELL(ウミトロン セル)」と、海洋環境のモニタリングを行う「UMITRON PULSE(ウミトロン パルス)」。

「UMITRON CELL」は、AI・IoT技術を活用したスマート給餌機。
遠隔自動給餌システムを搭載しており、スマートフォンなど手持ちのデバイスによる簡単な遠隔給餌を実現。
リアルタイム動画を活用したAIにより魚の食欲を自動評価し、給餌ストップの判断を自動で行なってくれるので、無駄餌を防ぐことができる。
また遠隔で魚の摂餌行動や活性の程度も閲覧可能だ。

海洋環境をモニタリングする「UMITRON PULSE」

「UMITRON PULSE」は、衛星リモートセンシング技術で、高解像度の海洋環境データを提供するモニタリングシステム。
世界中どの地点の海洋データでも簡単にチェックすることができるが、本プロジェクトでは、愛媛大学等と連携しながら、愛媛県近海のデータをリアルタイムで集積している「You see U-Sea(宇和海水温情報運営管理協議会提供)」のデータを統合することで、愛媛県の海域のより精緻な海洋環境データを生産者に提供することを目的とする。

生育データポータルサイトの開発

さらに、これまでは紙やエクセルで記録していた日誌と、海洋データを一元管理するための「愛媛県生育データポータルサイト(仮称)」を開発する。

「UMITRON CELL」や「UMITRON PULSE」との連携、ロットや生簀ごとの出荷量や投薬量などの数値をパソコンやスマーフォンから簡単に入力できるようにすることで、事務処理のスマート化を目指す。

養殖生簀や現場への実装がスタート

今後の取り組みとしては、2022年10月頃より、生産者の養殖生簀でスマート養殖の実証を開始する。
まず、生簀へ「UMITRON CELL」を10台設置し、「UMITRON PULSE」、生育データポータルサイトも併せて活用。給餌量、給餌パターンと生育効率、生育速度、コスト削減の効果、洋上作業の軽減程度などの項目についてデータを取得し、分析・検証を行う。

その分析・検証においては、実証先を含めた数社の養殖事業者に集まってもらい、スマート養殖の効果について意見交換を実施する予定だ。

TRY ANGLE EHIME編集部では、いよいよ実装が始まる養殖現場をたずね、その取り組みに迫っていく。

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